2006年09月29日

「NANA」と、そのリアリティ

今更ながら「NANA」の映画を観た。

つまらなかった。

まぁ、色々あると思うのだ、問題は。
原作となる漫画「NANA」は大ヒットしているし、
16巻も出ていて、まだ終わってない。
2時間程度の映画で原作のファンを満足させるモノが出来るのか、
と言えば、これは難しいだろう。

だから、原作とは別のモノとして考え、
鑑賞すれば楽しめるのかもしれない。
しかし、そう簡単に割り切れる物でもあるまい。

おそらくこの映画は「原作ファンは楽しめないが、
原作を知らない人はそこそこ楽しめる映画」ではないだろうか。

それが成功か、失敗か、それは、知らないが、
まぁそこそこ入ったらしいし、成功なんでしょうよ。
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posted by kohey at 01:36| Comment(0) | TrackBack(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月13日

終わりまであとどれくらいだろう

終わりまであとどれくらいだろう。

そんな風に、思う時が、無い訳じゃない。
それでもまた新しい朝はきて、別の日が始まる。

閉塞された日常の隙間から差し込んだ朝の光が、
読み終わった後もまぶたの裏に、残る。

「必ず幸福になる思考法」とか「絶対に成功する十の秘訣」とか、
そんな本が書店の中央に積まれる中、
決して幸福とは言えない6人の男女の日常が、
Bar Far Eastで交差する、桜の花咲く春の日の物語。

それぞれの行き詰まった日常に、救いはなく。
昨日のような今日を、今日のような明日を。
吐き気のような恐れと、嘆きのような痛みと。
だけど、少しづつ、少しづつ、進んで。

日々は続く。
いつか、その、終わりまで。


終わりまであとどれくらいだろう終わりまであとどれくらいだろう
桜井 鈴茂

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2,3度読み返す小説は、人生においてそうそうあるモノでもない気がする。桜井鈴茂は素晴らしい。文章のリズムがとても良い。前作「アレルヤ」はテクノミュージックを聞いているかの様な強烈な脱力ビート。「終わりまで…」は美しく優しいエレクトロニカ。
決して爽やかな内容ではないのに、読後には爽快感がある。その辺は村上春樹と似ているかもしれない。自我ではなく、世界に語られる様な所もまた似ているのかも。

とってもオススメな作家。
ま、かなーり好き嫌いあると思うけど。

アレルヤアレルヤ
桜井 鈴茂

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posted by kohey at 02:43| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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