2007年11月28日

それも愛。これも愛。

日経ビジネス特集「時間賢者」を読んだら、「愛のあるマーケティング」を思いだせ!@NBonline

「いかにお金を使ってもらうか?ではなく、いかに時間を使ってもらうか?が重要」という話で、そこまではとっても納得できるんですが、いきなり話が飛んで、「だから愛のあるマーケティングが必要です」という結論になっています。

「うん。まぁ愛は必要だよね。で、愛ってなんですか?」というループになりそうな。心のこもったおもてなしや職人が一生懸命一つ一つ手作りした商品というものが「愛」なんでしょうか。

僕は、そーいう唯一性の高いモノだけが「愛」って訳じゃないような気もする。多様な人がいて、そこには多様な価値観があって、でもその誰もが選ぶことのできる、価値観を押し付けない合理性とか、そーいうものだって、愛があるじゃないかと思う。

僕がユニクロや無印とか、まぁそういうところのモノが好きなのは、価値観を押し付けない「合理性」や「機能性」が重視されているからで、それも愛があるんだと思う。そこには手触りは無いかも知れないけど、思考の跡がある。それも大きな愛じゃないか。わかりやすい「手触りや唯一性」を取り上げて気軽に「愛」と呼ぶのは誤解を招く言い方だなーと思う。

まぁ、どちらかなのかなと。「手触り・唯一性」を重視するか、「合理性・機能性」を重視するか。

あ、これ、今やってること。まさに、だ。

経験豊富なクリエイティブディレクターは「ホスピタリティを表現する情緒が重要だ!」と言う。僕は「ホスピタリティを具現化する機能が重要だ!」と言う。ま、最終的には負けたんだけど。

CMや紙媒体は、その中に具体的な機能は持たない。つまり「見て感じるもの」だ。だけどWebは具体的な機能を持てる。つまり「使って感じるもの」だと僕は思う。だから、トンマナだけの勝負はしたくない。ってかそんなんじゃ誰も使わないでしょ。どんな機能でコミュニケーションをとるか、という観点で考えた方が良いと思うのだけど。しかし経験豊富なクリエイティブディレクターの言葉にはなぜか重みがある。主観的な感覚でしかない意見なのに。おそらく、その感覚には確かな経験の裏づけがあるのだろう。

まぁ、それも二項対立させるのではなく。うまく融合させていく考え方が必要なんだろうな。かなりの部分、同じ事を伝え合っているんだけど、伝わっていないんだよな。そこにある対立を乗り越える考え方があるんだよな、きっと。うん。この思考が愛でなくて、なんであろうか。
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2007年11月27日

意見が違うのではなく、伝わっていない

意見が対立した時は、「意見が違う」というよりも「意見が伝わっていない」ということの方が圧倒的に多い。意見が違うのではなく、上位レイヤー部分の意見が「伝わっていない」のだ。

ほとんどの場合、そうなんじゃないかなと思う。昨日とか。今日とか。明日は、伝わるように。

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2007年11月23日

成長の苦しみ

会社の規模が大きくなっていく中で、「ピラミッド型」というほどでもないが、フラットな組織構造が徐々に縦型に変わってきました。その中でいくつか問題点が出てきています。

1つは、とにかく会議が増えたこと。アウトプットの無い報告会が増加し、恐ろしく時間をロスしています。さっき僕が軽く見積もった感じでは、1週間に100万円以上の工数をかけて会議を行っています。しかし、そのアウトプットは「情報共有」というだけで、そこにおいてなんら知的な生産は行われていません。

2つ目は、内向き体質になっていく傾向にある、ということです。マネージャー層といっても、小規模な会社なので、皆まだまだ若く経験も十分ではありません。その中でマネージメントを行う必要が出てきたので、どうしても「社内のこと」で仕事があふれ、お客様のことを考える時間が少なくなってしまいます。

結果、社内ばかりを見て、お客様に対する価値提供がおろそかになっている印象があります。

この成長の苦しみは、おそらく、多くのIT企業が経験したであろうことだと思います。このままいくと、おそらくお客様への価値提供のクオリティが下がり、人件費などの社内コストばかりがかさみ、規模の縮小を行わざるを得なくなるだろうと思います。

逆にここでシッカリとした仕組みを確立できれば、さらに大きくなっていけると思います。そこで僕がすべきことは、社内における「知的生産の仕組みをシッカリ作る」という事だなーと思っています。

で、とりあえず「会議の質を向上させる」ということをやってます。「すごい会議」を読んだのですが、どちらかというと、「究極の会議」の方がウチの会社にはあってそうだなーと思いました。





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2007年11月20日

Webといえども、検証に近道は無い

第一原則:メディアは広告で動くのです。:Web2.0(笑)の広告学

僕らの様に、Webをインフラにクライアントのビジネスをサポートする立場にある人は、いわゆる「マス広告」のROIを散々疑問視します。

ウン億の投資結果を極めてあいまいな形でしか測定できない従来型の広告に多大な費用をかけるよりも、より定量的に投資に対するレスポンスを検証出来るWebの方が、仮説検証のサイクルを早く回す上で有効だからです。

しかし、やはり思うのは、PVやらクリックやらインプレッションなどの様には簡単に定量化できない定性的な情報をどう評価するのか?は難しいということです。これはなかなか指標が出せません。ネットレイティングスみたいに滞在時間を指標としたところで、それが全てでは全くありえないです。

アクセスログのPVやユニークユーザ数は、単に見られた総数というだけです。むしろ、時には重要なモノを隠してしまいがちです。Webサイトの調査では、ホストを特定してそのユーザがどのように動いているのかを1つ1つ見ていく事の方が、全体性を見る上ではるかに有効だったりします。

結局、「ネット」「TV」みたいなメディア中心にモノを考えても答えは出ません。「どのような効果を求めるか?」という考えの元、1つ1つの情報を積み重ね、検証していく丁寧なコミュニケーションが必要なのだと思います。

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2007年11月14日

劣等感と表現

今日、話していて考えたのは、「劣等感」というモノが、「クリエイティブ」と深く結びついているのではないかということだ。

茂木健一郎さんの言葉を借りれば、「劣等感を持つ」ということは、「自分が何者であるかを、自分自身に問う」という経験だという。夏目漱石の文学は、まさに「自分が何者であるか」を問い続けたものだ。

劣等感を持たないで生きてきた人は、自分が何者であるかを問わずに成長してしまう。だから、深みが無い。

思えば「自分が何者であるか」、という「自分」を軸にした問いを持ち続けて生きてきた様な気もする。

しかし、最近は違ってきた、気がする。「自分が何者でも、かまわない」と思う。

ある種の劣等感が、自分への問いを生み、それが表現へと人を走らせ、その過程の中で、問いの軸が、「自分」から「社会」や「世界」へずれていったとき、何か、良いモノが産まれるような気がする。

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2007年11月13日

生きることをまた思う

秋の日の旅立ち:ネタフル

いつも情報収集に活用させてもらっているブログ「ネタフル」を運営されているコグレさんのお母様が亡くなったそうです。

心より、ご冥福をお祈りします。

こうやって、普段、PCからその情報だけを貰っていたRSSフィードの、その先に、一人の人がいて、その人の人生があって…と改めて考えると、僕らは、すごい時代にいるのだなと、改めて思う。

CGMとか、そうやって括ることは、出来ないんじゃないか。一つ一つ、違ったもので。だから、もっと、自分個人に、出来ることが、あるんじゃないか、とか。


この記事にトラックバックされていたブログに「死んだんじゃない、生きたんだ」という言葉があって、それが、すごく、心に、残った。

人は、いつ死ぬかわからないし、死に方も基本的には選べない。だけど、生き方は、自分で選ぶことが出来る。

いつか、死ぬときに、「よく生きた」と、思える、思ってもらえる様に、日々、笑顔で学び、コツコツとやっていきたいと思います。


こうやって、一つのブログを媒介に、何だか、改めて、生きることを考える事が出来てしまいました。本当に、ありがたいです。


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2007年11月12日

時間に対する対価

あなたの「お時間」How Much?:INSIGHT NOW!

ユニバーサルスタジオ・ジャパンには「エキスプレス・パス」なるオプションチケットがあるそうで、このチケットをアトラクションの入り口で見せれば、行列を並ばずに、サクッと乗り物に乗ることが出来るとのことです。

追加料金を支払うことで、待ち時間を購入する、というイメージでしょうか。この、「時間を買う」という感覚は結構重要なのかなーと。

テーマパークとか行くと、「入場料を払っているのに、何で2時間も待たされるんのか、アホか!このネズミがなんぼのもんじゃい!」とかって思う事ってありますよね。僕もそう思ってしまいます。実に不毛な時間じゃないですか?実際。買ったアイスも溶けるだけです。

こういう人たちには、さらにお金を払ってもらうことで、待ち時間を減らして、満足度を向上させるっていうのは、アリかなと。

ビジネスとして考えても、こういう、時間に対する価値に合わせて対価を変えていくやり方は、結構増えていくのではないでしょうか。日本国内を見れば人口は減っていくし、高齢化社会になっていくようなので、客数の増加はあまり考えられませんし。だったら客単価を上げていく、というのは「そりゃそうだ」です。

今の時代、「時間の有効活用」ということに価値を感じる人はたくさんいると思います。というか、今、一番切実なのではないかと思います。これをいかに個々の生活の中の「具体的な形」で提供するできるか、が重要なのかな、と。


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2007年11月09日

ドコモの料金体系変更とAndroid

ドコモとAUが、料金体系を変更するらしい。

ドコモが事業体制見直し、地域8社を本社に統合、新料金プラン導入:nikkeiBP net

現在、端末販売時に行っている1万5750円の割引をしない代わりに、月額基本使用料を1680円安くする「バリューコース」と、従来通り端末販売時に割引する「ベーシックコース」の2種類を用意する。


キャリアとしては、値下げしてでも自社端末を選んでもらい、通話料金などで利益を得たい訳なので、販売時に代理店に奨励金を支払い、値引きを行う仕組みになっていたとのことです。なので、端末を販売した時点では、キャリアは赤字なのだそうです。

ということは、短期間で端末をアレコレ変えられてしまうと販売時の奨励金ばかりかさんでしまい、利益になりません。だから機種変更はあんまり値引きされないようです。

で、このある種ゆがんだビジネスモデルを整備しようと、料金体系を変更するようです。販売時の割引をなくして、使用料金を割り引くということなので、長く使うユーザとして良いのではなでしょうか。


で、その中で、Googleが発表した携帯電話向けの統合プラットフォーム「Android」に、ドコモとAUは賛同しています。

ベールを脱いだグーグルの携帯電話プラットフォーム「Android」:Cnet JAPAN

要はこれまでバラバラだった携帯のプラットフォームを統一しちゃえという話の様で、つまり、携帯もパソコンみたいになる、ということです。

なので、機種変更をせずとも新しいソフトウェアをダウンロードして使ったり、無料な様ですから、フリーウェアなんかも出てきそうです。

端末メーカーも、キャリアごとに端末を作り変える必要性がなくなってくるので、生産コストを削減できるし、そうすれば端末価格は安くなります。将来的に、キャリアはISPみたいな存在になるのかもしれませんね。そうなってくると「キャリアを選ぶ基準」というのは、価格・サービスでしかなくなってくるかもしれません。

このような状況下だからこそ、ドコモは、既存顧客へのサービスを重視した構造にシフトしていくのだと思います。

ソフトバンクはこのAndroidに参加しない様ですが、iPhoneの様に、本当に個性的な端末を開発したり、Yahooを軸としたサービス展開をしたり、という形になるのでしょうか。

いずれにせよ、クローズドだった携帯がオープンになっていくことはうれしいことですね。




posted by kohey at 11:09| Comment(0) | TrackBack(0) | Web | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月08日

夢というもの

20071108222449.jpg

新聞を読んでいたら、こんな記事が。

こんなご時世、せめて夢でも見るか…と宝くじを買うのだそうです。統計的に、当たりやすい人というのが書いてあって、

・イニシャルがT・Kの男性
・イニシャルがK・Kの女性
・10年以上購入している人

が、当たるそうです。

おっと、俺イニシャルT・Kだ、と思いながら。いや、K・Tだった。

面白いのは、「当たるかもしれない…」という「限りなく夢のまま終わるであろう夢」をお金で買っている訳ですよね、これは。未来へ進む一つの動機として。当たることなんて考えていなくて、そういう、不確実でドリーミーな時間を、買っているのだと思います。

逆に言えば「夢を見る」ということが、なかなか難しいということなのでしょうか。

自分に夢はあるだろうか、と考えると、うーん、どうなんだろう。難しい。しかし「夢」があれば良いという訳でもない気もします。いつまでも実現できない夢にすがって生きていくことも、あまり良いことでは無いような気もします。

つまり、今、自分が安心するための、現実からの隠れ蓑として見ている夢は、覚めた方が良いのだと思います。

今の自分を否定して、未来へドライブさせるモーターとして見る夢なら、見つづけていくべきモノなのかもしれません。

今を隠す為の夢と、今を見つめるための夢。同じ夢でも全く違う夢ですね。



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2007年11月06日

郵政と資産の使われ方

郵便事業会社と電通グループ、DM広告の新会社設立:NIKKEI NET

郵政の持つ顧客(個人)情報は、かなーりすごいんだろうから、ターゲティングDM広告みたいなものが開発されるのかもしれません。

郵政が民営化されたからと言っても、資産として持っていたモノはそのまま利用されているようです。個人情報しかり、ポストしかり。ポストなんて、民間企業の営利目的の為に公道に障害物がある訳ですから、設置料を税金として納めるべきだと思いますよ、マジで。

あ、イライラしてきた。

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2007年11月05日

その仕事は、どのような価値をお客様に提供するのか

僕らは業務量・質とかプラニングとかではお金もらえません。なのでコミッションでお金ください。:mediologic.com

これって、かなり核心ついてるなーとか思いました。結局、媒体マージンでまかなわないと、「クリエイティブ」や「プランニング」ではお金が出てこない、というわけです。従来の代理店がテレビに依存してるとかっていうんじゃなく、ネットだって同じ構造になっている、ということです。

上場しているネット企業も、堅調なのは、広告代理業をメインでやってるか、あるいは自社メディアを運営しているか、です。媒体と代理店が儲かって、制作会社は儲からない。構造は全て同じなのかもしれません。

メンバーズやIMJがあまり芳しくないのは、媒体マージンがないところで「プランニング」や「クリエイティブ」の売り上げを立てようとして、結局、薄利多売になってしまっているからなのかもしれません。


これは、Webの制作をしている会社ならどこにでも言えることです。ウチの会社の収益構造にも問題があります。上流工程での価値提供によって、収益力を向上させないと、いくら顧客増やしても、制作のコストが増えるだけです。これだと、いくら売り上げが上がっても、利益が上がらない状態になります。これは非常につらい状況です。なので、うちの会社でも新たな事業ドメインへシフトしています。


引用したブログにあるように、「自分たちの仕事の価値」を証明し、売ることが出来ない限り、お客さんから正当な対価を頂くことは出来ません。それは何の商売も同じです。


その仕事は、どのような価値をお客様に提供するのか。それを、どう証明し、対価に対する理解をどういただくのか。このことを、危機感を持って真剣に考えなければなりません。


posted by kohey at 19:46| Comment(0) | TrackBack(0) | Web | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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